畑作物共済では大豆・ばれいしょが加入できます。
こちら(PDF)も御覧ください。
※このページでは、大豆共済ついて記述しています。「ばれいしょ」に関しては上記PDFをご参照ください。
加入
白大豆・黒大豆ごとに作付面積が5a以上の農家が加入できます。一筆方式、半相殺方式、全相殺方式の中から選択します。
対象となる災害
風水害、干害、冷害、雪害、その他気象上の原因による災害、火災、病虫害及び鳥獣害です。(栽培管理の不良などによる減収は災害とは見なされず、分割評価されます。)
責任期間
発芽期(移植をする場合にあっては移植期)から収穫するまでの期間です。
補償内容
- 一筆方式
- 耕地ごとに減収量が基準収穫量の3割を超えたときに共済金を支払います。
- 半相殺方式
- 被害耕地の減収量の合計が、耕地ごとの基準収穫量の合計の2割を超えたときに共済金を支払います。
- 全相殺方式
- 農家ごとの生産量(農協等への出荷数量)を基に、1割を超える減収があった場合、超えた部分(共済減収量)に対して共済金を支払います。
※なお、全相殺方式への加入は、ほぼ全量を過去一定年間(原則として5ヵ年)農協等へ出荷し、今後も出荷が確実な農家に限られます。
共済金額
1kg当たりの価格に基準収穫量の7割(一筆方式)をかけたものです。(半相殺方式は8割、全相殺方式は9割))
1kg当たり黒大豆価格742円(26年産)、10アール当たり基準収穫量150kgの場合
- 一筆方式の場合
- 77,910円=742円×(150kg×70%)
- 半相殺方式の場合
- 89,040円=742円×(150kg×80%)
- 全相殺方式の場合
- 100,170円=742円×(150kg×90%)
共済掛金
掛金の55%を国が負担します。

(共済掛金率は3年ごとに改定されます。)
1kg当たり黒大豆価格742円(26年産)、10アール当たり基準収穫量150kgの場合
- 一筆方式の場合
- 約3,900円:77,910円×11.2%×45%
- 半相殺方式の場合
- 約4,900円:89,040円×12.3%×45%
- 全相殺方式の場合
- 約5,800円:100,170円×12.8%×45%
共済金の支払
- 一筆方式
- 耕地ごとに減収量が基準収穫量の3割を超えたときに共済金を支払います。
- 半相殺方式
- 耕地ごとの減収量の合計がその農家の基準収穫量の2割を超えた場合に共済金を支払います。(増収耕地は基準収穫量を実収穫量とみなします)
- 全相殺方式
- 農家ごとの生産量(農協等への出荷数量)を基に、1割を超える減収があった場合、超えた部分(共済減収量)に対して共済金を支払います。

共済減収量、支払共済金は、Aさんの被害結果が次のとおりとすると。
耕地 | a | b | c |
---|---|---|---|
基準収穫量 | 200kg | 100kg | 150kg |
本年度収穫量 | 100kg | 50kg | 200kg |
減収量 | 100kg | 50kg | △50kg |
- 一筆方式の場合
- 共済減収量=(200×70%-100)kg+(100×70%-50)kg+0kg
=40kg+20kg=60kg - 支払共済金=742円×60kg=44,520円
- 半相殺方式の場合
- 共済減収量=(200+100+150)×80%-(100+50+150)kg
=360kg-300kg=60kg - 支払共済金=742円×60kg=44,520円
加入状況の推移
●大豆及び種子用ばいれいしょの加入を合計したものです。

共済金支払状況

5年間の合計
